炭 焼 班
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☆ 最近の活動紹介
11月3日(月)参加者9名
当初予定していた1日が雨となったため2日遅らせ窯を開け炭を出しました。窯内部手前は一部炭材が焼失していましたが、中央並びに奥の炭材は樹皮を含めきれいに形を残し焼けていました。ただきれいに焼けてはいるものの重量が軽く、一部を除きやや焼け過ぎであったと評価しました。出来上がった炭は段ボール箱、土嚢袋に詰め、寺村さんにより完成間近の物置に収めこみました。水質浄化、畑、田んぼの土壌改良、イベント用燃料に使用予定です。
本年の炭焼はこれで終了です。(11月、12月 第3土曜日は活動します)
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10月17日(金)〜19日(月)参加者延30名
今回は満を持し4日間を計画、前回火を入れたが全く炭化していない材料をそのまま炭材として利用、改善点としては窯内温度を維持するため夜間も焚口補助口を確保、煙道も煙の状況見るため開口し臨みました。17日夜10時ころ、煙突の排煙量が増えていること目視で確認、住宅地への煙流を慮り、夜半、一時RSを稼働させその後煙道を閉鎖しました。
翌朝、窯内温度はほぼ前夜のままキープされており煙道開放により再火入れなしで上昇に向かいました。夕刻には200℃に達しましたが昨夜早朝匂いが一部地域に流れたとのことで当局の指示で18日の夜は煙道を閉め焚口の補助口のみを確保しました。
19日朝には煙道温度が120℃前後まで下がりましたが煙道開放で温度は反転、窯内温度が400度まで上昇するとともに、煙が透明になり、匂いも無くなったことから自燃は十分進んでいると判断し午前8時半には窯を全面止めとしました。
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 火入れ開始直後 夜、煙が増えRSに点火 朝には煙ほとんどなし
5月17日(土)〜19日(月)参加者延40名
1年ぶりの炭焼きでしたが当局によりその日の火入れ終了時には窯を完全に閉鎖することを義務付けられた為、当日の終了時間には80℃近くあった煙道口温度が翌朝には50℃前後まで、又200℃近くまで上がっていた窯内温度も100℃まで下がり、18,19両日とも朝には再火入れを余儀なくされました。結局最終日19日夕刻に至ってタールや木酢液がたれだし、自燃近しと思える兆候はありましたが計画予定時間切れのため今回の実験はそこで終了せざるを得ませんでした。後日窯内を検証したところ全ての炭材が未燃焼で、次回この材料を使用し炭焼に再挑戦することを決めました。夜間の温度保持こそ最重要課題と位置付けられました。
3月15日(日) 参加者7名(森パー連スキルアップ研修と重なる)
2月は工事中であるため定例活動をスキップしましたが、炭窯を覆うビニールハウス方式の屋根が9分通り完成、補強の骨材取り付け、用地修復が残るのみとなったので先ずこの屋根の取り扱い並びに管理運用につき皆で実際に動かして学び、確認しました。
実際手まわしで巻き取ってみると思ったより軽く上げ下げでき、台風接近時など少人数で巻き上げて風を通す形にするのはさほど難儀でないことが分かり一安心、ただ窯には大型シートをかぶせ雨から守ることが必要であることなど皆で確認しました。
その後4月〜5月に予定する炭焼きの準備として「炭材づくり」を行いました。久し振りに使うチェーンソーの機嫌が悪くほとんどが手作業で、人数も少なかったことから臨時を含めあと数回の活動が必要と思われます。
チェーンソー、刈払機など動力機器を使用する時の安全ルールの再確認、機器の手入れの責任性など検討の必要があること話し合い午前中で活動を終了しました。
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炭焼き窯を覆う屋根が9分通り出来上がりました。屋根の覆いの布を片方ずつ巻き上げると東厳窯は明るい春の日差しの中で早く炭を焼こうと呼び掛けているようです。
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4〜5月には炭が焼けるよう炭材の収集を開始しました。日当たりのいい南斜面のコナラを数本間伐し切りそろえました。 久々の出番でチェーンソーの調子も今ひとつ、まずは調整から入りました。次回の活動も引き続き炭材、薪の収集となる予定です。(水谷記)

1月18日(土) 9:00〜13:00
新年初の活動には12名が参加。市民2人、名古屋市1名の方々が立ち会われました。いつもの通り風向、風力確認し安全を確かめて9時半から窯、ロケットストーブ装置に火を入れました。
今回は炭焼き窯の煙をロケットストーブ減煙装置に導入する位置が異なる2種類の装置を準備し各々の煙の通り方、煙の色・臭気の薄まり方を検証、比較しました。
@号装置(写真上段) 今までとは逆に煙が上がって行く途中にRSの炎を合流させる方式
短い煙突ではRSが十分機能しませんでしたが煙突を2段継ぎ足し吸引力を強めると順調に燃焼、ほぼ消煙されました。
A号装置(写真下段) 断熱材でカバーされたRS炎道の途中に煙を合流させる方式(竹和会の装置を借用)そのままの姿で、これまたほぼ完壁に煙の色と臭いを消すことができました。
いずれも炎(熱風)と煙の出あうところの温度は500℃以上で、煙は焼却されたと考えます。
市民、名古屋市の立ち会いのもと、上記の結果が得られたので、遠くない将来(2月の屋根工事が終わるころ?)には正式に炭焼きOKの結論が出るものと一同期待しています。
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 時刻 10:24:33 煙突を継ぎ足して    10:25:33
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 時刻 10:59:42    11:01:02    11:02:03
12月21日(土) 9:00〜12:30
先月のテスト結果を踏まえRS減煙装置を改良し、東厳窯で減煙効果を検証しました。この日は他の行事と重なったため6名の参加でした。名古屋市の方1名のほかにいつもの住民二人の方が立会われました。
今回の装置の改良点は次の二つです。
 @窯の煙の合流点をRS排気筒高熱部近くまで下げて煙が燃えやすくした
 ARSの排気温度が下がらないよう断熱材入りペール缶を2段とした
結果は意外、窯の煙を合流させるとRSの火が弱まり、煙突からは窯の煙がそのまま排出されました。(煙は燃焼されず)吸い込みが強くなるのではと考えRSの排気筒に円筒を2本継ぎ足したところなんとRSの燃焼がよみがえり窯からの煙も燃えてほとんど無色となりました。
一つの壁を乗り越えたのではと全員ホッとし喜びあいました。事後のミーティングで、次月は共通の課題を持つ竹和会さんが煙突を長くしないでも良好な結果を得た合流点位置(ペール缶2段目の上方)を試し長煙突と併せ効果をより確実にしようということになりました。
乞うご期待。
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1.窯からの煙はこの程度です。
  左のRS装置には繋いでありません
2.改良した装置を繋ぎましたが
  効果が見えません(RS燃焼不良に)
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3.思い切って煙突を2倍の高さに
  してみました(RS燃焼回復)
4.すると煙がほとんど見えなく
  なりました。
11月23日(土) 9:00〜12:00
久々に本窯(東厳窯)に火を入れるということで13名が馳せ参じました。
カバーの下の窯は思ったより湿気が入っておらずまずは一安心、早速一部改良したRS式 減煙装置を取り付け、風の強さ、風向きなど確認して火を入れました。
本日の立ち会いは名古屋市から2名、東山学区住民代表が1名。RS燃焼室の火の勢いを一定にすることが今回の課題の一つでありましたが色々燃やし方を工夫。最後に薪と炭を混合で燃やすことで概ね解決の見通しが立ちました。
RS装置と窯の煙突との接続を固定したために装置を着脱できないため、煙が薄くなっている のが装置の効果なのか、RS装置の火勢の変化のためなのか、今ひとつ明快でないため、装置着脱のBefore & Afterで効果がはっきり見えるよう改良することになりました。また、RSの熱風の温度が煙との合流点で大幅に低下していることが判明。熱風が通る煙突をもう一段上まで(ほぼ煙との合流点まで)断熱材で覆うことにしました。
次回は装置に以上の改良を施し、12月21日今回同様本窯でテストする予定です。
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RSの燃焼が悪いと黒い
煙が立ち上ります
RS燃焼室が機嫌よく燃
え出すと・・・
煙の臭気なく色も薄くなります常にこうなることが目標です
10月19日(土) 9:00〜12:00
10名が参加し、平和公園会館焼却炉を利用して再度RS方式の減煙実験を実施しました。実験の狙いは以下のとおりです。
・RS自体を高温で安定的に燃焼させる方法、テクニック?模索
・窯からの煙を最も効果的に削減するには(炭)窯からの煙をRS装置のどこに接続すればよ
 いのか
・窯と装置の距離すなわち窯からの煙道の長さを変え煙の消え方、臭気の変化をみる
結果、色々得るものはありましたが、さらなる装置の改善を図るためには本窯(炭窯)で木材を燃やす安定した煙が必要との観点から次月は東厳窯に火を入れ実験することになりました。
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お馴染となった平和公園
会館の焼却炉が・・・・
煙突の長さや接続位置を
変え実験を進める
高温測定ができる温度計で要
所の温度を測定・記録する
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 焼却炉の燃料は柴や枯
れ草、など。結構煙は出
るが・・・
   装置の効果が出ているのか、元の煙の発生量が変化
   しているのか、(常に左の状態を目指す)
9月21日(土)定例活動 明日家見学報告と炭焼き広場の草刈り、窯のチェック
13名が参加。9時〜10時里山の家にて足助における炭窯を使った実験の報告、あと全員で炭焼き広場の草取り、清掃及び窯のカバーを外して内外を点検し正午に活動を終えました。
次回は10月19日、装置を改良し燃焼実験をする予定です。
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 草刈り前の炭焼き広場  草刈り清掃後は見違えるばかり
9月20日(金):竹和会の、炭焼き窯を使用したRS減煙装置テストを有志で見学
相生山竹和会の皆さんが、新盛自治区にある足助新盛裏山塾所有の炭窯で竹炭を焼き、自前のRS減煙装置の効果を実験されたので炭焼き班有志5名で見学しました。 炭窯は誠にうらやましい立地環境とお金のかかった装置でした。窯もさることながら排煙装置及び窯の天井(鉢)丸鋼と鉄板で張られ吊り天井になっているのが参考になりました。(アーチを作ることも可能) 竹炭といえども自燃開始前後の排煙量、臭気は思いのほか大きく、当班の装置も設置させてもらい実験、温度測定しつつ煙の量の変化、臭気の変化などを見ました。総体的に臭気はかなり減退が見られましたが煙の量に対しては効果が少なく、今後の課題はやはりRSの継続、安定高温燃焼と煙合流点までの温度維持の工夫により煙を文字通り「燃焼させる」ことだと思われます。
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 炭窯にRS装置を設置し減煙効果を見る
(上左)立派な排煙装置(上右)窯の天井(屋根)は「吊り天井」
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      互いに明日の成功を誓って交流会は打ち上げで
9月7日(土):RS(ロケットストーブ)方式の減煙二次燃焼装置実験(再)
平和公園会館の燃焼炉を借用、9名が参加しました。
RSストーブ煙突と窯煙突との接点(合流点)の位置を変化させ、減煙の効果を見、温度データを取りました。燃焼炉(窯)からの煙が合流すると合流点の位置にかかわらずRS自体の火勢が弱まり温度も下がることが分かりました。合流後もRSの火勢が衰えない工夫(外気取り入れ口を増やすなどの)が必要です。
7月20日:RS(ロケットストーブ)方式の減煙二次燃焼装置実験
平和公園会館の焼却炉を使用。9名参加 見学者(竹和会)3名
炭焼きの煙、臭気を低レベルに抑え込む方法として炭火による二次燃焼方式を採用してきましたが、「燃料を選ばず」、且、「燃焼効率が極めてよい」とされるロケットストーブを利用する新方式に挑戦。その装置が出来上がったので燃焼テストを実施しました。2日前のプレテストで大いに効果ありと出たため、今回は杉の葉を燻し煙の量を増やした結果、写真のように今一つの結果に終わりました。実験後の反省会では煙導入口の温度は300℃以上あるものの酸素不足で煙が燃えないのではとの指摘が多く、この辺が今後の改善点になりそうです。見学に来られた竹和会の皆さんも同じことで悩んでいるとのことで、今後はお互い情報交換を密にしこの装置の欠陥を克服していこうと誓いあいました。9月予定した炭焼きは取り敢えず無期延期。先ずこの装置の改善を優先することとしました。
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上左:開発中のロケットストーブ式の二次燃焼装置。
中:燃焼炉に杉の葉を入れ煙量を増やす。右:煙はこの程度になりました。もう少し減らしたいところ。

25年度 初めての炭焼き実験(実施日=6月8、9、15日)
6月8日:梅雨入り宣言があり心配されましたが8日の明け方まで降った雨も朝には上がり当日は快晴微風の好条件となりました。行政の方、住民代表の方、それに同好の士竹和会の皆さんが見守る中3月以来久々に東巌窯に火が入りました。窯内温度は順調に上がりましたが夜間は窯を閉じ4名が泊まり込み窯の火を守りました。
6月9日:早朝から焚き続けましたが午後煙の量・色から自燃が始まった様子なので早めに焚口を閉じ、前後の空気穴で窯内温度を管理調整し続けました。3名が泊りましたが、予定より早く夜11時近くに煙道温度が250度を超えたため計画に沿い窯を完全に閉じ15日の炭出しを待つこととしました。
6月15日:9日以降、毎日朝昼夕と煙道口、窯の両脇穴の温度を測り続け、当日は40℃弱まで落ちたのを確認し予定通り窯を開き、炭を出しました。結果は少々焼きすぎでしたが約70Kgの炭がとれました。前回未燃焼の炭材を使用し たことが焼けすぎの主な原因ではないかと考えております。煙でご迷惑かけることなく無事実験を終えられたのが何よりで、今後結果をよく分析し次回(9月の予定)、より良い炭を焼くことをめざします。
応援して戴いた皆様には心からお礼申し上げるとともに今後も変わらぬご支援を 賜りますようお願い申し上げます。
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上:1日目、2日目(左から)・皆さん見守る中の火入れ・窯は順調に温度が上がり・煙を抑えるため絶えず装置を調整します。
下:炭出しの日(左から)・バケツリレー方式で炭を出す・炭は窯の中の位置別に並べ・出来た炭の一部です・次回に備え薪材も整理整頓
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平成25年3月23日
  9時半〜15時
活動内容:16日火入れした炭窯を開き炭の回収
新しいフラット型天井での初の炭焼きは3月16日に火入れ、17日、19日の3日間、燃焼を続けました。3日間の冷却期間を置き23日10時に窯を開きました。あげ木及び炭材の頭部は炭化していたもののその他は木質が残り、木炭として回収できたのは約50KG,使用材の約1割程度にとどまりました。年度内に一度との要請で窯の乾燥も不十分のままの実験でありましたのでこの結果は想定内でした。しかし最大の実験目標であった「煙突、焚口からの排煙の匂い、色の抑え込み」には気象条件などに留意したこともあり、どこからも苦情・指摘はなく、所期の目標を達成できました。来年度は今回の問題点を分析し、対策を講じて更によい結果を出したいと考えております。引き続きご支援をいただきますようお願いいたします。

写真左から右へ:窯を開いた状況、及び炭出し、選別、焼け具合、炭として回収できたのは土嚢10袋分、約50Kgでした
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平成25年3月16日〜19日 
活動内容:炭焼き・減煙実験実施(16,17,19日の夜は班員2名がテントで泊まり込み)
1.16日 8時半に10名の班員が集合、準備に入る。名古屋市の窓口の方、地域住民代表が見守る中、風向き、風力をチェック、並行して、昨日炭材を詰めた窯内に耐火レンガで障壁を、焚口にレンガによる内門を作り、予定よりやや遅れ午前9時半に窯に火を入れました。同時に煙突、焚口に煙二次燃焼用の炭火籠にも点火、次第に火勢を強めていきました。心配された新しい天井からの煙の漏れは全く無く、また、今回の実験の最大目標たる減煙、減臭も、前後につけて二時燃焼用炭火の効果で期待通りの効果が出、チェックのため立会われた地域住民の方々も納得された様子でした。ただ一つ、窯を閉じる夕方には80度くらいまで上がるべき煙道の温度が60度あまりまでしか上昇せず、後ろ髪をひかれる思いで18時には窯を閉じました。(2名泊)
2. 17日 天候に恵まれ、朝8時半から再加熱しましたが、昨日同様、いったん下がった窯内温度を60度強まで上げるのがせいいっぱいで時間切れ、17時半 窯閉めとなりました。(2名泊)
3.19日 (18日は悪天候予報のためスキップ)煙道の温度を80度まで上げるため、煙道口や、煙突の高さ、焚口の開け閉め等いろいろ工夫しました。その甲斐あり窯閉じの1時間ほど前にようやく70度前後まで上昇、これからという時に時間切れとなり、計画通り17時半に窯を閉じることになりました。窯を開く23日午前9時半まで窯内を冷やすことになります。どんな炭ができるのか楽しみです。火災予防のためこの日も2名泊まり込み)
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    燃焼室障壁   火に守も結構きつい   煙はほ消えているよね  焚口の煙を消すかがり火
平成25年2月24日〜3月15日
活動内容:新しい屋根の設計・材料探し、それと並行し、雨水で湿り形状が一部崩れかけていた胴の部分にも手を入れ補強・強化、その上で 天井に金属(一部ステンレス)で梁を作り陶器作りに使う陶板を張り、粘土で覆う突貫作業を連日行い、ようやく火入れ3日前に完成をみました。炭材詰めや悪天候もあり実質1日しか乾燥のための火入れをできなかったのが心残りでした。
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   胴(釜の内側)も丁寧に修理     金属の梁を組み立てる    陶板を張りその上に粘土を
平成25年2月23日  10時〜12時
活動内容:新しい屋根をどの形にするかの検討と窯の屋根の取り壊し
炭焼き経験者、金属材料専門家などの意見を聞き、新屋根はどのようなものにすべきか炭焼班で何度も打ち合わせを行ないました。アーチ型のものを作り直そうとの意見も強かったのですが名古屋市公園窓口から今期中に煙対策の問題を整理したいので3月中に最終実験を行うようにとの要請があり、そのため窯としてはあまり良くないが工期が早く且密閉度の高い平屋根方式とせざるを得ませんでした。23日、早速従来の屋根の残っていた部分を取り壊した。天井部分に使われていた粘土の量は想像を上回るものでした。
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   屋根を取り壊し   落とした土の多いこと   屋根の土の切り口 さあ、新しい屋根を作ろう!
平成25年1月26日  10時〜12時
活動内容:窯の屋根の修復が可能かどうか設計者清野氏の診断を仰ぐ
窯の重要部分である屋根(鉢)の一部が長期間使用しないため水分を含み弱くなり陥没しました。アーチの一部であり穴が60cm×100cmと大きいため、修復し使用可能となるのか本窯の設計者(師匠)の 清野氏に診断して戴いた結果、屋根の一部が極端に薄くなっており最使用は不可とことで、屋根は取り壊し、新しく作り直すこととなりました。
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    清野師匠の診断結果は?    天井、厚いところは良いが   とても薄いところもあり使用不可
平成25年1月19日  9時半〜16時
活動内容:炭材作り(湿地南の斜面林の間伐、切りそろえ、割り、運搬)、炭焼き広場の整備、窯の検査
(1)11月、12月と雨にたたられた活動日、冷たいながらもようやく晴れ10人が参加、 チェーンソーでの間伐、炭材への切り揃え、手動薪割り機、カナヤを使っての割作業、炭焼き広場炭材置場へのリヤカー、一輪車を使っての運搬を行い、2月に予定している炭焼き最終テストに使用する炭材、並びに薪材は充分確保できました。
(2)最後に9月以来火を入れていない窯を検査したところ、このところの雨と気温低下のためか屋根から鉢にしみ込んだ水が凍って天井の一部がそぎ落ちていることがわかり、これをどのように補修するかという新しい課題が発生しました。まず窯全体を乾燥させることが喫緊事となります。2月10日に炭焼を予定したいためそれまでに解決することが必要です
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    久々の活動に集まった班員     チェーンソー捌きも中々に 太い材料は手動薪割りで割れ目を入れます
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  割れ目を入れた丸太をカナヤなどを
  使って割ります
  出来た炭材はリヤカーで炭焼き広場
  まで運びます
    はがれた天井(黄色い部分)
平成24年10月20日
 9時半に里山の家に集合。次回炭焼きに備え、中道沿い、芝生広場の西北斜面でコナラの間伐を行い炭材を作りました。放射能被害を避け福島県から当市に避難中の佐藤さん、木工、森活動が好きで、炭焼の経験もあるとのことで仲間に入ってもらい、総勢7人で活動しました。ちょっと太めの木を3本ほど伐採、枝払い、切りそろえ窯の近くまで運びましたが、太めのものも多く、炭材として使うにはまだ2〜4本割りが必要です。分割は次回の活動日の仕事とすることにして、午前中いっぱいで本日の活動は終了としました。11月活動は17日の予定です。
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積み上げた炭材、新しい切り口のものが
今回の作業分です。大分太めです
ルリタテハが近くまできて作業の応援を
してくれました
平成24年9月15日〜22日 <天候不順で延期となっていた減煙炭焼きテストを実施>
 公園事務所立会のもと、風力、風向を確認し予定より遅れ10時に火入れ開始。最近の雨で窯内の湿気が高くなかなか温度が上らず、午後になっても煙は80℃前後。3時過ぎに激しいにわか雨で予定を大幅に繰り上げ4時半に窯を完全密閉しました。
 煙突からの煙は二次燃焼で完全に消え、窯周辺での臭いも微々たるものでした。温度を上げるため本来は17時頃までは燃やしたいところ、やむを得ない措置でした。
 15日の夜は4名の男性班員が火守?として炭焼き広場で泊まり込みました。翌朝8時半窯を開け点検、煙の温度は50℃まで低下、前日の火は残っておらず再点火を余儀なくされました。
ブロアー、大型扇風機の力も借り煙温度は再び80℃に達した時点(午後1時)で自燃が始まり焚口から煙が噴出、煙突口の方へ導く努力をしましたが焚口からの噴出は収まらず、風が東風に転ずる様子もあったので安全のため早め窯を閉鎖をしました。この日は男女5名の班員が広場のテントとタープ下に泊まり込みました。
 3日目の17日の朝、煙の温度は50℃まで冷え、再再火入れが必要でしたが3連休の最終日、諸事情勘案し、このまま冷却し22日の炭出しを待つ決断をしました。
9月22日(土)好天、公園事務所、市民代表が立会い、8名の班員が見守る中9時過ぎに窯を開き、炭を出しました。結果は部分的に炭化したものはありが殆ど焦げた炭材のままで、一本なり完全に炭化したものはありませんでした。実質燃焼時間が極めて短かったこと、自燃が始まった肝心のところで窯を封鎖せざるを得なかったこと等考えられる原因は多々あり、想定内の結果といえます。それより何より、今回の最大の目標であった「居住地へ煙、臭気を及ぼさない」という課題については完全に達成、モニター、市民、計測器でのウォッチ、どれをとっても一言の苦情・報告がなかったことに心から安堵、みなで喜びました。
 今回の結果でくらしの森での炭焼きは再開出来ると思いますが今後の課題としては「煙、臭気で住民に迷惑をかけず且つ如何に良い炭を作るか」に絞られたと考えます。
 約2年にわたる長い試行錯誤の間、皆様には変わらぬご支援、励ましをいただきましたこと、班として心から厚く感謝、この場を借りて御礼申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。
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     いよいよ窯に火入れ      この炭火で煙を退治    屋根のひび割れの修復中
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     炭出しは窯に入って          炭材は全て出しました
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出来は最低、煙対策の次は品質向上です     
平成24年7月28日(土) <炭焼き窯乾燥のため火を焚く>
先週、(雨により火入れは直前に中止)窯の鉢(天井部)の前部が湿り、もろくなっていることが判明したこと。又準備作業中踏み抜いた個所の修復が完了した為、乾燥を目的に9時半〜14時の間、火を焚きました。参加人数は他班の活動日と重なったため7名。行政が心配している煙の問題はまったくありませんでした(念の為二次燃焼装置設置)。
窯作りで指導戴いた清野氏を久々に招き、2年近く使用していない窯の診断をお願いしました。その結果、湿気を吸った窯の天井が乾燥さえすれば今後充分使用に耐えるとの診断で一同ホッとした次第です。乾燥中、1箇所、煙が漏れる割れ目が見つかりましたが、清野さんの指導で、粘土、セメント、石灰の混合物を流し込み修復できました。雨のためのカバーが窯に密着しないよう竹の骨組みをつくりその上にシートをかけ今日の作業を16時に完了しました。本格的な炭作り実験は、窯の乾燥に時間をかけてた方が良いので、9月の活動日(15〜17日)とし、その為の炭材切り出しを8月中旬(16日ごろ)に予定します。(それぞれ別途連絡)
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  詰めてあった炭材を搬出しました   窯の乾燥のためのたき火を開始   装置で煙はすっかり消えています
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   鉢の割れ目を埋め込み    鉢の割れ目を埋め込み     シートを浮かし窯を蓋う
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       行政も参加し里山の家で反省会     

☆ 発足経緯
「なごや東山の森づくり基本構想」に基づき、2009年、平和公園南部が「くらしの森」として整備されました。これにともない、今後、里山のくらし体験が出来るようになり、そのひとつとして「炭焼き」を行う事となりました。
「炭焼き」は、人と森をつなぐ重要な活動であると考えます。
   
☆ 目的など
森の手入れで伐採した間伐材を炭材とし、できた炭を森づくりに活かす。また、炭焼きを通して多くの人たちとつながり、持続可能な循環型社会の実現を目的として活動していきます。