森づくりの会 東山の森 水辺・湿地保全再生活動 班活動一覧表
活動の目的

みんなでやろう!里山の森 水辺・湿地保全再生
1970年代以降、利用されなくなった森は植生遷移が進行し、水辺・湿地は乾燥や森林化が進んでいます。
NPO法人「なごや東山の森づくりの会」はこの里山の重要な構成要素である水辺・湿地の保全再生活動を会の特別活動と位置づけ、取り組みを始めました。

東山の森の湿地は名古屋市近郊の湿地同様「湧水湿地」に分類されます。湧水湿地の特徴は湧水は酸性で貧栄養であり、その環境に適応した湿性植物が生育します。
一方で、湿地を含めた森の奥への踏み込みによる希少種の盗掘や乱獲も見受けられます。

放置された森は樹木の大径木化、高密度化により日光が遮られます。また樹木の大径木化は多くの地下水が吸い上げられ、樹木の高密度化は雨水が地面に届きにくなり地下水の減少につながります。
また管理されなくなった森は、斜面地から湿地への土砂の流入や落ち葉の堆積が進みます。湿性植物が埋まり、湿地の陸地化や森林化が進行していきます。

私たちの再生プランの概要は、湿地に侵入したヨシやササ等の除去、落ち葉かきに加え、一定の樹木を伐採、間伐していきます。日照を確保し、樹木からの雨水の蒸発散量を抑制します。このような作業を通じて多様な湿潤状態の水辺、湿地環境を創出を目指します。


活動の進め方

ここにあげた様々な対応策の実現に向けては、公園管理者と十分に協議を重ね、役割を分担して進めていく必要があります。
また長期にわたる活動にもなります。あなたも東山の森の水辺・湿地の保全再生活動に携わってみませんか。